『カナエヨウ』 瞬間、ヒュッと口から妙な音が出てしまった。 信じ…、られない--- 私の願いを叶えてくれるの? 諒ちゃんや瑞希、木崎さんの傷が…、治る? 「本当…に?」 震える声がシーンと静まっているからか、辺りに凄く響いた。 そんな自分の声にドキッと驚きながらも天神様を見ると、天神様の金色のきらきらと輝く綺麗な瞳とぶつかった。 そしてその瞳は、少しだけ細められる。 人を安心させるようなその表情に、胸がジワッと温かくなった。