バキッ…、
バキバキバキバキ---
私の目の前で、大きくなっていった龍の置物。
それはまるで物語に出てくる緑色の龍へと変貌を遂げ、だんだんと大きくなった龍はお堂よりも大きくなっていった。
大きくなった龍は、天井までも壊す巨体となってしまう。
パラパラパラ---
天井から落ちてくる木屑やホコリから守るように諒ちゃんの上に被さった私は、自分の目にもゴミが入らないよう下を向いた。
ドクンドクン---
私の心臓が大きく鳴っているのが嫌でも聞える。
それくらい、私の胸が大きく鳴っているのだ。
まさか…、
生きている内に、龍に会うなんて思ってもみなかった---
目の前で今だ瞳を閉じている諒ちゃんが意識に向かい、ようやくパニックになっていた頭の中が少しだけだけど落ち着いてきた。



