瑞希の人形だとしてもどことなく薄気味悪く感じるその人形に、触れるのはあまりよくないと思ってしまった。 だから今、諒ちゃんが人形に触ろうとするのを止めたのだけれど--- それにしても瑞希、いつの間にこの人形を買ったのだろう? 瑞希の机へと近づいた私は、一番上の段の引き出しから赤いアドレス帳を取り出した。 それを二人で、手分けしながら電話をかける。 待っていてね瑞希、 絶対に探し出すから--- スマホを片手に、心の中で瑞希に語りかけた。