「………ッ!!!」
声にならない悲鳴が、私の口から漏れ出た。
目の前で繰り広げられるそれはもうグロテスクな映画を見せられているような現実味のないもので、私はそれをボーゼンと見ていた。
それでも目の前で血だらけになって傷ついている人物は私の幼馴染である事は、追いつかない頭でも何とか理解できて…、
瑞希はどうやって肉体を得たのかは知らないけど、私の前に飛び出してきた瑞希は私を庇ってくれたのだと言う事は分かった。
そこまで考えていた時、思考を止めて現実へと目を向けた。
「瑞希ッ?!」
瑞希の身体から人形達が開けた穴という穴から血が噴出すのが見えて、震える唇で瑞希の名を呼ぶ。
それに答える事なく瑞希の身体はゆっくり…、
ゆっくりと、私に向かって倒れてきた。



