【瑞希SIDE】
『瑞希…、これはどう言う事だ。俺が犠牲になればそれで済む事だったんじゃねぇーのか?』
『…………』
そんな事…、
私に聞かれても分かるわけがない。
目の前で村長さんが結衣と諒ちゃんを吹き飛ばしているその様子に驚き見つめていると、頭上から苛立った声色が私を攻め立てた。
聞いてないよ…、
こんな事---
ただ私の他に一人、殺したい人をここに連れてくればそれでいいと言ってたから…。
『瑞希ッ?!』
『隼人さん…、私知らない。…本当に知らないのよ』
結衣---
透明な身体になってしまった私と隼人さんはあれから手を取り合い村長さんと結衣達のやり取りを、ただ静かに見ていたのだけれど…、
村長さんの強い力が結衣達を襲いそして今、村長さんの周りに黒いエネルギーのようなものが集まってきていた。



