あの血は…、 諒ちゃんの…、血だ--- 諒ちゃんをこんな目に合わせたこの人形が、憎らしくてたまらない。 でも…、 その人形をメチャクチャにしてやりたいのに…、 今は力が出ない。 立ち上がられなくて…、 頭も真っ白で…、 唖然とその人形を見ることしか出来なかった--- 人形から滴り落ちる諒ちゃんの血を見ながら、冷めた目で人形をボンヤリと見つめた。 人形も私の事を、ジッと見つめている。 微かに笑っているのはきっと、私の気のせいにだよね?