『瑞希、愛してる』
『……ッ、ふッ……ッ…ヒック…。あり…がと…』
しゃくり上げながら泣いている瑞希の頭を撫でる木崎さんの顔は幸せそうで、頬が緩みっぱなしだ。
二人の幸せそうな空気に私の顔にも笑みがこぼれ、そして胸が熱くなった。
瑞希…、
良かったね。
でも…、
今だ二人の身体は透明なまま---
それの意味する事は…、
『死』。
二人は今、幸せになった---
でも、現実世界で一緒にいる事は出来ない。
きっと二人はここでずっと、永遠にいるのだろう…。
瑞希…、
もう私達と一緒にいられないの?
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