「…き、木崎さん?」
瑞希の手が、木崎さんの手に触れていた---
何で諒ちゃんではなく、木崎さんの手に触れているの?
目に入った透明な瑞希と木崎さんが手を握り合ったまま、微動だにする事なく見詰め合っている。
驚きに目を見開く瑞希をジッと見つめる木崎さんのその瞳が細まり、そして瑞希に微笑みかけた。
「瑞希、連れて逝くなら俺を連れて逝け」
『な、何言って…』
「…お前が好きだ。どこへだろうが俺はずっとお前の傍にいる」
『離れてッ!今ならまだ間に合う……ッ』
瑞希が手を振り払おうとしたその瞬間、瑞希と木崎さんのつながれていた手が光りだす。
眩しい光に目が眩み瞳を閉じたその時、私の身体は大きく温かいものに包まれた。



