「諦めないでッ!」 諒ちゃんの視線だけが、私に向いた。 力強い諒ちゃんのその瞳が、私に何かを訴えているのが分かる。 ”お前だけでも生きのびろ” そう言っているのが分かり、私は首を振った。 そんなの絶対イヤに決まってるでしょッ! 「諒ちゃんが死んだら私も死んじゃうんだからねッ!」 「…結衣、幸せになれよ」 「だから諒ちゃんがいなかったら………ッ!」 幸せになれるわけがないッ! …そう言いたかったのに目の前の光景に、口が止まってしまった。