目の前に佇む実体のない透明な瑞希が、目を細めた。 『来てくれたのね』 「…うん、迎えに来たよ」 私の言葉にフッと笑顔を零した瑞希は透明だからか…、 凄く儚くて綺麗な笑顔なのに…、 胸にこみ上げてくるものを感じた--- 『帰る?』 「そうだよ瑞希。一緒に帰ろう?お母さん凄く心配してたよ」 『………』