「そんなに考えたって答えなんてでやしねぇーよ」
「そんなの分からないじゃねぇか」
ヘッと笑う木崎さんを睨みつける諒ちゃんとの雰囲気は、そんなに悪くはない。
口げんかを楽しそうにしている二人の感じは、まるで旧来の友人を見ているようでこっちも楽しくなってきた。
そんな諒ちゃんと木崎さんの会話を聞きながら村長さんの後に続いて、田舎道を歩いていく。
すると徐々に道幅が狭くなってきた事に気付く。
田畑が見えなくなると、今度は木々に囲まれている道へと私達は誘われて行った---
奥へと続く道の先を見ると、そこは太陽の光が届かないほど高い木々がうっそうと茂っていて薄暗く気味が悪い。
そういえばもう太陽も落ちかけているせいか、その薄暗さは余計に目立つのかもしれない。
体感温度もさっきと比べて、寒くなってきた気がするし…。



