やっとの事でたどり着いた春日井村を見て安堵のため息と共に、さっきの駅と同じように人っ子一人見る影もない静かな村にボーゼンと私達三人は村の入り口付近で佇んでいた。 木崎さんは春日井村と書かれた看板の下で、不良座りでへたり込んでいる。 全く動く気配のない、木崎さん…。 ならばととっておきを出しちゃいますか? ニヤリと笑った私の横で諒ちゃんが、『結衣、黒いオーラが出てるぞ』と言われてしまったがそんな事は知りません。 これは木崎さんの為なのですからね。