「人柱…」
ポツリと口からもらした私の言葉に、瑞希がクスリと笑った。
『イマ ココニイル ニンギョウタチハ ソウヤッテ ヒトバシラニ サレテシマッタ チョウド ナナサイニナッタ コドモタチバカリナノ』
「瑞希?」
人柱といっても一人一人の色々な思いがあったのだと、瑞希の話しで分かった。
でも、どうして今、この話しをしたのだろうか?
『コノコタチハ ミナ サミシインデスッテ』
「………」
『ダカラ ユイモ アシタカラハ コノコタチト イッショニ イテクレルデショ?』
結衣は優しいもんね…、
そう言った赤い着物を着た市松人形の口元が、微かに笑ったように見えた。
この子達は、かわいそうだと思う。
でもね瑞希、私は---



