「母ちゃん、もうお家に帰りたい…」 「多恵ちゃん、ごめんね」 「………」 「多恵ちゃんなら大丈夫。帰ったら一緒に、七歳のお誕生日のお祝いしようね」 なにが大丈夫なの? 死んじゃうかもしれないんだよ? 私の肩に置いている母ちゃんの手が、物凄く震えている。 そんな母ちゃんの様子に、これ以上行きたくない…なんて言えなくなった。 グッと顔を上げ、春日井天神社の方に顔を向ける。