「多恵ちゃん、いってらっしゃーい」
「明日、また遊ぼうね」
「絶対、多恵ちゃんなら大丈夫だよ」
「お前大丈夫ってなんなんだよ?俺の父ちゃんが言ってたぞ。帰ってこないヤツは神の化身だから、凄い子供なんだって」
「じゃぁ、お前は家に帰れなくなってもいいのかよ?俺はいやだね」
「でも父ちゃんがッ!」
「父ちゃん父ちゃん、うっせぇな!噂で聞いたぜ。神の化身なんて単なる噂で実際は殺されて人柱になるってな」
私より三つ年上のイッちゃんの言葉に、通りゃんせを歌っていた子供達が歌うのを止めた。
辺りはシーンと静まり返る---



