「いってらっしゃい、多恵ちゃん。ここで待ってるからね」
「うん、早く戻ってくるね」
「「「♪通りゃんせ 通りゃんせ ここはどこの 細道じゃー…♪」」」
私と母ちゃんが抱き合っている傍らで村の子供達が横で、『通りゃんせ』を歌っている。
誰が始めたのかいつから始まったのか七歳のお参りに行く時には必ず村の子供達が集まって、この歌を歌い始めるのだ。
「「「♪御用のないもの 通しゃせぬ この子の七つの お祝いに お札を納めに まいります 行きはよいよい 帰りはこわい……♪」」」
本当にこの歌は一体、誰が作ったんだろう?



