いた--- 豆電球にしてある電気の傍に、赤い着物を着た市松人形が浮いていた。 それにしても…、 こんなにたくさんの人形が宙に浮いていると瑞希の人形一体でさえ怖いのに、尋常ではない数の多さに恐怖に苛まれ身体がガクガクと震えててしまう。 『イヨイヨ アシタネ』 フフッ…、 と嬉しそうな声色が耳に入ってきた。 その声から、明日が待ち遠しいのだろうと言う事が分かる。 私だって瑞希とやっと会えるのだ。 楽しみではないはずがない。 そりゃぁ…、 死ぬかもしれないとなると怖いけど---