「瑞希のお母さんの故郷、春日井村か…」 「うん。…でも不思議な話しだよね?動かなくなった人間。それに誘われるようにもう一人が人形を抱きかかえて亡くなった時、動かなくなった人も一緒に死んでしまうなんて」 「そうだな」 「諒ちゃん?」 腕を組み、唸るように考え込み始めた諒ちゃん。 首を傾げながら話しかけても、全くこちらを向いてはくれずジッと視線を一点に黙り込む。 こうなると、梃子でも動かない事は了承済み。 しょうがないので私もジッと黙って、諒ちゃんの顔を見ていた。