ある日の事だった。
放課後、いつものように瑞希を家へ送る為二人で歩いていると、前方には制服を着たカップルが仲良さそうに歩いている姿を捉え眉が寄る。
俺と瑞希もいつかあんな風に、仲睦まじい恋人同士になる時が来るのだろうか?
来るわけないか---
殆ど会話もない俺達には、無縁の事だろう。
軽く溜息を吐いた---
いつまでたっても態度の変わる事のない瑞希はきっと、俺の事など何とも思ってはいないだろうな。
そしてチラリと隣を歩いている、瑞希に目をやる。
瑞希がいない---
立ち止まり後ろを振り返ると、1メートル程離れた所で瑞希は立ち止まっていた。



