「木崎さんは瑞希が好きなの?」
「お前に言う必要はない」
「どうして…、どうして私のせいって言うんですか?」
私の言葉に一瞬、殺意を寄越す。
その形相があまりにも怖くて、これ以上何も言葉にする事が出来なかった---
けれどすぐに、その表情は一変する。
ハァ…、
と溜息を吐いた木崎さんは、私に手で帰れと合図を送ってきた。
これ以上ここにいても木崎さんを怒らせるだけだと感じた私は、ヨロヨロと立ち上がる。
そして制服のスカートの汚れを叩く事もせずに、一歩一歩足を動かした。
視界に入っている木崎さんはうつむいていて、感情が読み取れない…。



