【完】人形達の宴~通りゃんせ~




私達二人しかいない工場内に、大きな音が響き渡る。


その音にはっとし、私と木崎さんの動きが止まった。




上の方にある窓のおかげで暗くはない室内の惨状がすぐに分かり、息を飲む。





「何だこれ?」


「………ッ」




木崎さんの呟きを頭上に聞きながら辺りを見回すと、天井にいくつかぶら下がっていた電球の内三つほど落ちていた。


その電球の破片が、無残にも床に散らばっている。




何でいきなりこんな?





『ハヤトサン』


その声に私と木崎さんは、扉の方へと視線を向けた。




そこにいたのは---