着いた場所は瑞希の高校からそう遠くはない、廃屋工場だった。 人気のないその場所があまりにも薄気味悪くて、無駄に辺りをキョロキョロしてしまう。 「もしかして、ここに瑞希がいるんですか?」 「………」 あれから何度か話しかけてもやっぱり何も答えてはくれない木崎さんに、軽く溜息をつく。 ガラッ--- 鍵の掛かっていない工場のドアを開けた木崎さんは、後ろを振り返り私を見た。 その表情はまるで私の事が憎いとでも言うような顔で、驚いてしまう。