「ほら、出来たぞ」 「痛いよ、諒ちゃん~」 「ははっ…。そんなに酷い傷でなくてよかったな」 「ありがとう、諒ちゃん。また手当てしてもらっちゃったね」 「あぁ…。今日で二回目だな」 急に真剣な眼差しで今怪我した所と朝、包帯を巻いてもらった薬指を交互に見た諒ちゃんは大きなため息を一つ吐いた。 「今日、家に泊まるか?オヤジもお袋もいないし、兄貴だって一人暮らししてからここにはあまり帰ってくることもねぇーし」 「…ううん。大丈夫だよ」