【完】人形達の宴~通りゃんせ~



「どこにいるのかも教えてくれないんだよね?」


『………』




ダメだ…、


何も答えてはくれない---




痛む腕を近くにあったタオルでギュッと上から押さえ付けながら、これ以上ここにいても無駄なのかもしれないと思い始めた。




「ここの部屋にヒントはない?」


『…ナイ』




小さい声で人形がそう言えば、スーッとその人形は消えていった。