【完】人形達の宴~通りゃんせ~



「取り合えず昼飯にするか?」


「そうだね。…あっ!さっきのファミリーレストランで食べれば良かったね」


「んー…。ま、いいじゃん。おッ!あそこのイタリアンレストランは?」



諒ちゃんの指を指す方向を見ると、イタリアの国旗を掲げている緑をイメージした外装のオシャレなお店があった。


店の周りには花壇があり、色とりどりの花が咲き誇っている。




ただ、花の名前までは分からないけど---




「うん」


その店でお昼を食べる事に決めた私達は、ドアベルを鳴らしながら店の中へと入った。




入った瞬間、心地よい空間と音楽。


そして美味しそうな匂いの漂っている店内に、お腹が一気に減ったように感じた。