「それよりさ」 話しを、変えられてしまった--- 少しだけジットリとした目で諒ちゃんを見たけれど、そんな私の視線などお構いなしに言葉を続ける。 「瑞希が市松人形を欲しがった理由、気になんねぇか?」 「…夜中に私を襲った時、瑞希の声で市松人形が動いたっていったじゃない。何か人形に仕掛ける為に、必要だったとか?」 「それなら市松人形にする必要はないんじゃないか?」 あれ? そう言えばそうだ。 ぬいぐるみとかでもいいよね---