【完】人形達の宴~通りゃんせ~



「お母さん…、ごめんね」


「…瑞希?」



私から顔を逸らした瑞希はそのままリビングから出て行く。


すぐに階段を登る音が聞えてきた。




自分の自室に向かったのだろう---




その音がまるで私と瑞希を引き離す…、


そんな物悲しさを感じて、急いで階段下に向かった。





「………」



でもそれ以上、足を動かす事なく立ち止まる。




私ってば、何を考えてるの?


瑞希が私のもとから消えてしまうわけないじゃない---




そうは思っても胸の動悸が激しくなり、自分の感じる嫌な予感に首を振った。


  【瑞希の母SIDE END】