【完】人形達の宴~通りゃんせ~



  【瑞希の母SIDE】


「お母さん、よく私に言ってた市松人形の話しって…本当なんだよね?」


「いきなりどうしたの?瑞希…」


「んっ?何となく…。ちょっと、なんで笑うのよ?」



サラサラと揺れる艶やかな黒髪を持つ自慢の娘が、真剣な顔で聞いてくるものから思わず笑ってしまった。





「だってあんたがあまりに真剣な顔で聞くから…」


「笑わないでよ。で、本当だよね?」