【完】人形達の宴~通りゃんせ~



「そうですか。…じゃぁ俺達は今から瑞希を探しに行ってきます。瑞希から連絡があったら俺か結衣に電話して下さい」


「分かったわ、ありがとう」




そう言ったおばさんは、私達に背を向けるとふらふらとドアノブを握り扉を開けた。



そのまま家の中に入るのだろうと思っていたのに何故かその後、ピタリと身体が止まり動かなくなってしまった。




「おばさん?」



どうしたのだろうか?


不思議に思い、声をかけた。




するとおばさんは振り返り、口を開いた。




しかしそれ以上、その口から何も言葉を発する事はなかった---





「………?」



何か言いたそうにしているおばさんに、私は首を傾た。




それでも何も言わないと言う事は、もう何も言わないのだろうと諦めた。





あ、そうだった!


おばさんに聞きたい事があったんだっけ。