【諒介SIDE】 「ちょっと、もう止めてよッ!」 「ふっ…、ヒック…」 「まーた泣き虫瑞希が泣きやがった~ッ!逃げろー!!」 「待ちなさいよ!」 委員会の会議で遅くなった、小学校四年生の帰り道。 一人でランドセル背負って歩いてたら、視界に入った公園の中から慣れ親しんだ声が聞こえてきて足を止めた。 結衣と瑞希? 公園から六人ほど、脱兎の如く走って逃げるこの男らは結衣と瑞希のクラスメートだったか? 俺のクラスのヤツラではないなと思いながら、公園を覗き込んだ。