【未知也side】
やっぱりあいつが一番強いわけがない。あいつは手と足を取られてずっとしゃがんでいた。でもずっと下を向いたままだった。
「どうしたの?もしかしてもう壊れちゃった!?(笑)」
本当にもう負けたのかよ、やっぱり弱かったな。
「ダークヨ、ダーク。ハヲ、エダヲ、ミキヲ、キヲ、ウッドヲ、スベテヲ、クロニソメロヨ、ソメロ。」
あいつは立つと、顔を上げる。顔を上げると眼帯はとれていてその目は左目とは違う真っ赤に染まっていた。呪文のような言葉をつぶやいたとき、あいつの周りからは真っ黒なオーラが出ていた。
「らっ、嵐ちゃん・・・!?」
祐樹は驚いていた。
「ダークだか何だか知らないけど、僕は絶対に負け・・・まけ・・・!?」
あいつのオーラはどんどん広がっており、そのオーラが相手のところにくると、今まで元気だった木々がだんだん枯れてくる。あいつはなにをしたんだ?そしてどんどん相手の体が砂になっていく。
「お、お前・・・僕になにを・・・なにを・・した・・・。」
相手が完全に砂になるとそこには砂の山ができていた。すると、あいつは安心したように倒れた。
「嵐ちゃん!?」
一番先に反応したのは祐樹だった。祐樹はあいつの体を揺さぶるけど、あいつは目を覚ます様子はない。俺はふと上を見ると、骨組みの上を白いコートのようなものを着た人が歩いていた。
すると、片方のモニターに亜土がうつる。
「さすが、嵐D-612のダーク。」
と言うと、微かに笑っている。
「亜土さん・・・、嵐ちゃんになにしたんですか!?」
祐樹は少し泣きがらも、怒っているような笑っているような顔をしている。とんだポーカーフェイスな奴だ。
「僕は何にもしてないよ。あと大丈夫、嵐は壊れてないから。もう少しで・・・頑張ってね。それと、眼帯戻しといてあげてね。じゃあ、よろしく!」
モニターは砂嵐になると、真っ黒になる。俺たちは倉庫を出て少し歩くとなぜかその倉庫がものすごい音と共に崩れ始めた。少し離れたところに、その様子を見ている人がいたような気がした。
【祐樹side】
なんだったんだ!?さっきのは?嵐ちゃんが嵐ちゃんらしくなかった・・・。安呂夭に帰るとすぐに嵐ちゃんをベットに寝かせる。でも、戻るような感じはなかった。
部屋を出ると未知也がいた。
「さっきの・・・いったいなんだったんだ?」
俺は未知也に聞いてみるけど、未知也は何も言わずに自分の部屋に戻っていった。
【嵐side】
ここはどこだろう?私は知らないうちにベットの上で寝ていた。ここは確か、安呂夭の私の部屋だ。今まであの古びた倉庫にいたはずなのになぜ?
私は最初に来た部屋「Aron」へ行くとみんながいた。
「嵐ちゃん、大丈夫?」
「はい、大丈夫ですけど・・・、なにがあったんですか?」
「そ、それは・・・」
すこし悩んだようだけど、なぜか教えてくれない。
「お前・・・壊れてなかったのか?」
未知也くんが部屋に入ってくると、まず私を見て驚いていた。
「未知也くん、なにがあったんですか。」
私は、ついなにがあったか知りたくて質問してしまう。
「お前、覚えてないのか?まぁ、あんなことになるんだもんな・・・。でも、お前は弱い、俺のほうが強いんじゃないか?(笑)」
と、嘲笑うとまたどこかに言ってしまう。
「未知也、あんなに言わなくても・・・。まぁ嵐ちゃん、未知也やウッドのことは気にしなくていいよ。だから、これからもよろしくね!」
「はい、もちろんです。私こそみなさんにたくさん迷惑かけたりすると思うけど、よろしくお願いします!」
【亜土side】
やっぱり嵐は強い・・・。これからいろいろとアイツが仕掛けてくると思うけど、きっと安呂夭軍は負けないよ・・・。
やっぱりあいつが一番強いわけがない。あいつは手と足を取られてずっとしゃがんでいた。でもずっと下を向いたままだった。
「どうしたの?もしかしてもう壊れちゃった!?(笑)」
本当にもう負けたのかよ、やっぱり弱かったな。
「ダークヨ、ダーク。ハヲ、エダヲ、ミキヲ、キヲ、ウッドヲ、スベテヲ、クロニソメロヨ、ソメロ。」
あいつは立つと、顔を上げる。顔を上げると眼帯はとれていてその目は左目とは違う真っ赤に染まっていた。呪文のような言葉をつぶやいたとき、あいつの周りからは真っ黒なオーラが出ていた。
「らっ、嵐ちゃん・・・!?」
祐樹は驚いていた。
「ダークだか何だか知らないけど、僕は絶対に負け・・・まけ・・・!?」
あいつのオーラはどんどん広がっており、そのオーラが相手のところにくると、今まで元気だった木々がだんだん枯れてくる。あいつはなにをしたんだ?そしてどんどん相手の体が砂になっていく。
「お、お前・・・僕になにを・・・なにを・・した・・・。」
相手が完全に砂になるとそこには砂の山ができていた。すると、あいつは安心したように倒れた。
「嵐ちゃん!?」
一番先に反応したのは祐樹だった。祐樹はあいつの体を揺さぶるけど、あいつは目を覚ます様子はない。俺はふと上を見ると、骨組みの上を白いコートのようなものを着た人が歩いていた。
すると、片方のモニターに亜土がうつる。
「さすが、嵐D-612のダーク。」
と言うと、微かに笑っている。
「亜土さん・・・、嵐ちゃんになにしたんですか!?」
祐樹は少し泣きがらも、怒っているような笑っているような顔をしている。とんだポーカーフェイスな奴だ。
「僕は何にもしてないよ。あと大丈夫、嵐は壊れてないから。もう少しで・・・頑張ってね。それと、眼帯戻しといてあげてね。じゃあ、よろしく!」
モニターは砂嵐になると、真っ黒になる。俺たちは倉庫を出て少し歩くとなぜかその倉庫がものすごい音と共に崩れ始めた。少し離れたところに、その様子を見ている人がいたような気がした。
【祐樹side】
なんだったんだ!?さっきのは?嵐ちゃんが嵐ちゃんらしくなかった・・・。安呂夭に帰るとすぐに嵐ちゃんをベットに寝かせる。でも、戻るような感じはなかった。
部屋を出ると未知也がいた。
「さっきの・・・いったいなんだったんだ?」
俺は未知也に聞いてみるけど、未知也は何も言わずに自分の部屋に戻っていった。
【嵐side】
ここはどこだろう?私は知らないうちにベットの上で寝ていた。ここは確か、安呂夭の私の部屋だ。今まであの古びた倉庫にいたはずなのになぜ?
私は最初に来た部屋「Aron」へ行くとみんながいた。
「嵐ちゃん、大丈夫?」
「はい、大丈夫ですけど・・・、なにがあったんですか?」
「そ、それは・・・」
すこし悩んだようだけど、なぜか教えてくれない。
「お前・・・壊れてなかったのか?」
未知也くんが部屋に入ってくると、まず私を見て驚いていた。
「未知也くん、なにがあったんですか。」
私は、ついなにがあったか知りたくて質問してしまう。
「お前、覚えてないのか?まぁ、あんなことになるんだもんな・・・。でも、お前は弱い、俺のほうが強いんじゃないか?(笑)」
と、嘲笑うとまたどこかに言ってしまう。
「未知也、あんなに言わなくても・・・。まぁ嵐ちゃん、未知也やウッドのことは気にしなくていいよ。だから、これからもよろしくね!」
「はい、もちろんです。私こそみなさんにたくさん迷惑かけたりすると思うけど、よろしくお願いします!」
【亜土side】
やっぱり嵐は強い・・・。これからいろいろとアイツが仕掛けてくると思うけど、きっと安呂夭軍は負けないよ・・・。
