【未知也side】
安呂夭に帰ると賢人が怒って俺たちを待っていた。
「おい、お前らどこに行ってたんだ!?」
「樹里に花買いに・・・」
すると、あいつが持っていた花を無理矢理奪う。
「ちょ、ちょっと何するんですか!?」
「これは俺が預かる。ところでこげ茶色の髪の店員さんいなかったか?」
「有都さんですか・・・?」
「やっぱりな、あれ見てみろよ」
賢人が指を指した先にはポスターが貼ってあった。あれっ!?あんなところにポスターなんて貼ってあったっけな・・・?
「あれ、なんのポスターですか?」
「あれは天莉のポスターだよ。いちようみんなで調べて名前はわかったんだけど、顔がよくわからなくて・・・」
俺は驚いた。そのポスターの中に有都というヤツがいた。それにその下には『フラワー』と書いてある。
「こいつの特徴はその髪がこげ茶色のことしか知らない」
だからこいつはキレたのか・・・。すると、たまたま涼太がニュースを見ているのが視界にはいった。
「今日、午後二時に桜場市のとあるマンションに住んでいる女性が突然倒れたそうです。一緒にいたご親族は『今日買ったばかりの花のにおいを嗅いだら急に苦しみはじめた』と言っていました。しかし花からは毒物は出てきませんでした。これで5人目です。」
「もしかして・・・」
「あぁ、そうだ。この花には人間には見えない毒が入っていて、においを嗅ぐとすぐに死んじゃうんだよ。僕たちもきっと壊されてしまう・・・」
すると、急にあいつが泣きだす。
「わ、私・・・亜土さんを・・・亜土さんを・・・殺そうとしてたんですね」
「い、いやっ嵐ちゃん、大丈夫・・・!?」
賢人があいつをなぐさめようとすると、
「だっ、大丈夫です!ごめんなさい・・・、ありがとうございました!」
と言うと、転びそうになりながらも走って自分の部屋に戻る。
「絶対、大丈夫じゃないだろ・・・」
「未知也は嵐ちゃんのこと好きなの?」
「なっ、なわけ、ないだろ!?」
俺はなぜか逃げてしまう。
まてよ・・・。祐樹は?あいつ賢人の話聞く前にもう自分の部屋に戻ってたんだ。たしかあいつ花持ってたなぁ・・・ってやばいじゃん!!
俺はいそいで祐樹の部屋に向かった。
安呂夭に帰ると賢人が怒って俺たちを待っていた。
「おい、お前らどこに行ってたんだ!?」
「樹里に花買いに・・・」
すると、あいつが持っていた花を無理矢理奪う。
「ちょ、ちょっと何するんですか!?」
「これは俺が預かる。ところでこげ茶色の髪の店員さんいなかったか?」
「有都さんですか・・・?」
「やっぱりな、あれ見てみろよ」
賢人が指を指した先にはポスターが貼ってあった。あれっ!?あんなところにポスターなんて貼ってあったっけな・・・?
「あれ、なんのポスターですか?」
「あれは天莉のポスターだよ。いちようみんなで調べて名前はわかったんだけど、顔がよくわからなくて・・・」
俺は驚いた。そのポスターの中に有都というヤツがいた。それにその下には『フラワー』と書いてある。
「こいつの特徴はその髪がこげ茶色のことしか知らない」
だからこいつはキレたのか・・・。すると、たまたま涼太がニュースを見ているのが視界にはいった。
「今日、午後二時に桜場市のとあるマンションに住んでいる女性が突然倒れたそうです。一緒にいたご親族は『今日買ったばかりの花のにおいを嗅いだら急に苦しみはじめた』と言っていました。しかし花からは毒物は出てきませんでした。これで5人目です。」
「もしかして・・・」
「あぁ、そうだ。この花には人間には見えない毒が入っていて、においを嗅ぐとすぐに死んじゃうんだよ。僕たちもきっと壊されてしまう・・・」
すると、急にあいつが泣きだす。
「わ、私・・・亜土さんを・・・亜土さんを・・・殺そうとしてたんですね」
「い、いやっ嵐ちゃん、大丈夫・・・!?」
賢人があいつをなぐさめようとすると、
「だっ、大丈夫です!ごめんなさい・・・、ありがとうございました!」
と言うと、転びそうになりながらも走って自分の部屋に戻る。
「絶対、大丈夫じゃないだろ・・・」
「未知也は嵐ちゃんのこと好きなの?」
「なっ、なわけ、ないだろ!?」
俺はなぜか逃げてしまう。
まてよ・・・。祐樹は?あいつ賢人の話聞く前にもう自分の部屋に戻ってたんだ。たしかあいつ花持ってたなぁ・・・ってやばいじゃん!!
俺はいそいで祐樹の部屋に向かった。
