そんな事を考えながら安呂夭を出て森の中を通っていると近くに街が見えはじめた。安呂夭軍は安呂夭軍だとばれないように人間の生活をしている。こうして街の中を歩いていても自然ととけこんでいる。
「あれ?ここらへんなはずなんだけどなぁ・・・」
どうやら道に迷っているらしい。
「あっ、あった!ここだよ」
と祐樹くんが指を指すところは「樹里」と書いてあるごく普通な花屋さんだった。でも、中に入ると見た目よりも人がたくさんいた。そのほとんどは女の人だった。
「いらっしゃいませ。何の花をお探しですか?」
背の高いこげ茶色の髪の店員さんに声をかけられる。
「え~と、お見舞いに良さそうな花はないですか?」
「お見舞いですか~。とくにないんですけど、その方のお好きな花がいいと思いますよ!」
亜土さんの好きな花かぁ・・・、なんだろうな?
「亜土の好きな花ってなんだ?」
店員さんがあっちに行ったときに、未知也くんがそのことを言う。すると、さっきの店員さんがこっちをじろっと見るけど、すぐにニコっと笑う。
「なんかここの店、嫌なかんじがする・・・」
未知也くんは不安そうにしていた。
【祐樹side】
なんだよ、2人でなかよくしゃべって・・・(怒)
「お客さん、一人でかわいそうですね。」
「別になりたくてなってるわけじゃねーよ(怒)」
さっき未知也と嵐ちゃんに声をかけていた店員さんに声をかけられて俺はキレる。
「いや、別に悪く言ってるわけじゃあの女の子のこと好きなんでしょ?」
「別に、特にそうは思ってませんから・・・」
「お客さん、顔赤いですよ」
なんだよこいつ、うっとうしいな(怒)
「このお花はどうですか?胡蝶蘭です。花言葉は『あなたを愛します』。どうですか?あの子嵐ちゃんっていうんでしょ?」
「なっ、なんで知ってんだよ!?一言もそんなこと言ってないだろ!?」
こいつなんかおかしい、もしかして・・・!?
「どうしたんですか?あっ、この花どう思いますか?」
嵐ちゃんが店員さんに声をかけると、
「僕はいいと思いますよ。その花はカンパニュラ。花言葉は『感謝、誠実』、お客さんはその人に感謝しているんですね」
「は、はい!えっ~と・・・有都さん?ですよね、有都さんは何でもわかるんですね!」
それから俺たちは店を出ようとすると、俺だけなぜか止められる。
「なんだよ!?」
「これ、僕からのプレゼントです。とられないといいですね」
と言われて渡されたのはさっきの胡蝶蘭だった。俺がそいつを見ると目が濃いピンクに変わっていた。いったいこいつの狙いはなんなんだ?
「あれ?ここらへんなはずなんだけどなぁ・・・」
どうやら道に迷っているらしい。
「あっ、あった!ここだよ」
と祐樹くんが指を指すところは「樹里」と書いてあるごく普通な花屋さんだった。でも、中に入ると見た目よりも人がたくさんいた。そのほとんどは女の人だった。
「いらっしゃいませ。何の花をお探しですか?」
背の高いこげ茶色の髪の店員さんに声をかけられる。
「え~と、お見舞いに良さそうな花はないですか?」
「お見舞いですか~。とくにないんですけど、その方のお好きな花がいいと思いますよ!」
亜土さんの好きな花かぁ・・・、なんだろうな?
「亜土の好きな花ってなんだ?」
店員さんがあっちに行ったときに、未知也くんがそのことを言う。すると、さっきの店員さんがこっちをじろっと見るけど、すぐにニコっと笑う。
「なんかここの店、嫌なかんじがする・・・」
未知也くんは不安そうにしていた。
【祐樹side】
なんだよ、2人でなかよくしゃべって・・・(怒)
「お客さん、一人でかわいそうですね。」
「別になりたくてなってるわけじゃねーよ(怒)」
さっき未知也と嵐ちゃんに声をかけていた店員さんに声をかけられて俺はキレる。
「いや、別に悪く言ってるわけじゃあの女の子のこと好きなんでしょ?」
「別に、特にそうは思ってませんから・・・」
「お客さん、顔赤いですよ」
なんだよこいつ、うっとうしいな(怒)
「このお花はどうですか?胡蝶蘭です。花言葉は『あなたを愛します』。どうですか?あの子嵐ちゃんっていうんでしょ?」
「なっ、なんで知ってんだよ!?一言もそんなこと言ってないだろ!?」
こいつなんかおかしい、もしかして・・・!?
「どうしたんですか?あっ、この花どう思いますか?」
嵐ちゃんが店員さんに声をかけると、
「僕はいいと思いますよ。その花はカンパニュラ。花言葉は『感謝、誠実』、お客さんはその人に感謝しているんですね」
「は、はい!えっ~と・・・有都さん?ですよね、有都さんは何でもわかるんですね!」
それから俺たちは店を出ようとすると、俺だけなぜか止められる。
「なんだよ!?」
「これ、僕からのプレゼントです。とられないといいですね」
と言われて渡されたのはさっきの胡蝶蘭だった。俺がそいつを見ると目が濃いピンクに変わっていた。いったいこいつの狙いはなんなんだ?
