「あ、あの。あとで中庭に来てくれませんか」


「へ?あ、うん!いいよ?何かあるの?」


く、可愛い…!!


「あ、えと。話したいことがあって」


「そうなんだ、わかった。あとでって」


「次の休み時間。じゃ、じゃあそういうことで…!」


言うが早いかさっさと男子トイレに逃げ込む。

はー。

緊張した…。

鏡を見ると少し顔が赤くなってるのに気づいてさらに顔を赤くする。


「あとで文句言ってやる…っ」



そのあと散々例の友達にからかわれて右フックをかました。

悶えてる姿を見るのが少し気持ちよかった。

僕はどうやらSらしい。