もうすっかり
五時になった所で
今日の仕事は 終わった。

いつの間にか
天気は曇り空…。
いつ 雨が降って来ても
可笑しくない天気だった。

「飯 どーする?」

アルスは ノートパソコンを
閉じ、スーツのブレザーを
着始めていた スタンに聞いて来た。


「ん…。いいわ。
家 帰ってから食う」

そして チャッキーを
持っていたサユカを見る。

「サユカ、」

「ん?(´・ω・`)」

「今日は 俺んち来い。
家で ディナーでもしよう(*^∀^*)」

…以下にも「泊まってけ」
っと 誘うかの様。サユカは
別段、拒否る理由も無かったので、

「(^^)うん♪」

チャッキーに
ご立腹だったスタンは
何故か にこやかになって
「じゃあ… 帰ろっか」っと
言った途端、夕食を作り始めた
筈のエリーが キッチンから
オフィスへ戻って来て、三人に

「ねぇ~ 包丁知らない?」

「は…?包丁?」

…それには
サユカとスタンは
互いに、顔を合わせていた。
エリーは アルスへ歩み寄って、

「今日買ったばかりの新品の包丁よ」

「袋に積めた筈だけど?
入って無かったのか……?」

「ええ。…可笑しいわねぇ(・ω・`)」

だが、しかし
それほど 彼女が
包丁に気にする事は無く
帰ろうとしているサユカとスタンに、

「あれ?…帰るの?(゚_゚)」

「ああ。
久しぶりに家で
サユカとディナー
したくなってなっ!(^∀^)」

にこやかに
話す彼に エリーは
ニヤニヤしてサユカの耳元で、

「スタンのディナーは
サユカみたいだから☆気を付けなさい♡」

などと 吹き込んだ。
無論、そんな事を
吹き込まれた彼女は
赤くなっていたが 逆に
吹き込んでやろうと、エリーの耳元で

「どうせ ウチ等が
帰ってから、アルスと
イチャつくんでしょ?ww
お互い様だね☆エリー♡(*´ω`人)」

「おい(-_-;)二人して
なに コソコソ話してんだよ?」

サユカとエリーは
互いに ウィンクし合い、
「じゃね!アルス、エリー♪」
っと、サユカは言い スタンの
腕を掴んで、手を振った。アルスは
「へいへい…。お疲れさん」っとだけ
言い サユカとスタンは、エリーに
「おやすみ~♡」っと オフィスの
玄関から見送られ オフィスを後にした…。

エレベーターに
乗り、その足取りで
麻薬取締局の駐車場へ。
スタンのベンツに乗り込んだ。

(ちなみに このベンツは、
S550のイリジウムシルバー。
インテリア トリムとかいうのは
ダークウォールナットウッド……。
新車であり、日本円にして およそ
¥15.450.000の高級ベンツである)