そして チャッキーを
下げたエリーは、意地悪そうに
サユカに「びっくりした(^皿^)!?」
などと言って ニカニカ笑っていた。
「ハァー…」っと言って、
顔に手を当てたままアルスは
バスルームから 引き返す……。
スタンは 呆れた顔をして、
「…なにしてんだ。エリー(-_-;)」
「バスルームに掃除
しに来たら、この子が
浴槽の縁に 座ってたから
びっくりしちゃった☆(´∀`)
こんなところに いたのね~!」
「おいおい…。
まるで 箱から勝手に
抜け出して、バスルームに
隠れてたみてぇな言い方 止めろよ…」
強引に チャッキーを
渡されたサユカはエリーに
「ち… ちょっと…っ」っと
言ったが スタン共々、バスルーム
から正面オフィスへ戻されてしまった。
スタンは又
パソコン作業の為
サユカに「人形あって良かったな」
っとだけ言われ、頭をポンポン
され チャッキーを抱いてボーゼン
っとしているサユカに、ニカッと
笑い 机に、戻っていた……。
内心、こんな人形を
抱いているのが 嫌になった
彼女は、ソファーに自分の隣へ
ボンッと投げると アルスから
回って来た、書類を確認したり
彼の ノートパソコンの手伝いをしたりした。
…そして時々
チャッキーに目をやり
抱っこすると 彼は、
「Hey, let's play together!」
などと 口をパクパク…
目をパチパチ、させながら
サユカに 話し掛けて来た。
(翻訳:ねぇ 一緒に遊ぼうよ!)
…それには彼女は、机にいる
スタンに聞こえぬ様に チャッキーに、
「今 仕事中だから。…又、後でね」
などと適当に話を
合わせ 又、隣にチャッキーを
置くと、書類に目を通した……。
「………」
しかし 既に
スタンは お見通しだった
様で、チャッキーと話す
サユカをブスッとしたまま
頬杖をつき 後ろから、見ていた。
さっきまでは
あんなにチャッキーを
怖がり、箱すら開けられ
なかった彼女が チャッキーに
話しているのが面白くないのだろう。
たかが人形ごとき…。
ヤキモチを妬いている
自分にすら 腹が立ち、最近
ずっと真面目に パソコン仕事を
していたのに、今は サユカの横に
座っているチャッキーに 苛ついて
タイプしていた手を止めたりして、
サユカを見てしまっていた。
「…バカバカしい」っと思って
いても サユカがチャッキーに
話しているのが、耳に入ると
思わず 目がそちらにいってしまうのだ…。
なんとか仕事をしなければ…。
そう思い、アルスの方へ
仕事の話をしに行ったり
キッチンに ブラックコーヒーを
入れに行ったり、煙草を吸いまくったり。
いつも 一箱と決めていた煙草も
ついには、三箱は 吸う始末であった。
そして 昼になり
エリーが作った昼食を
サユカは、エリーと楽しそうに
話ながら 食べていたが、アルスは
テレビを観ながら。スタンはと言うと
黙りこくって モグモグと昼食を
食べながら、サユカの横にある
チャッキーに睨みを利かせて見ていた…。
どうやら彼は
完全に チャッキーの
存在が、ウザくなっていた。
出来るもんなら 火でもつけて
燃やしてやりたい程、ウザい存在になった。
…しかし チャッキーはサユカの所有物。
彼女の物に、火でもつけて燃やす等
いくらなんでもスタンには出来なかった……。
