そして手前の
赤信号が青になったので
ハワードは ゆっくり、車を
麻薬取締局・駐車場 裏に停めると、
「その箱の中身…、
スタン様からのドレスですよ(^-^)v」
「え…?ドレス?スタンからの('_';?)」
唐突に 箱の中身が
彼からのドレスだと、何故か
ハワードが言ったが まるでサユカは
当てずっぽうに言われた気分だった…。
腕を組み、訝しげにハワードを見ていた。
麻薬取締局に着いたにも関わらず
サユカは暫く 車からおりず、箱を横に。
それを見ながら ハワードが言う
「中身は、ドレス」を考えていた。
「…サユカ様 着きましたけど」
「あぁ…。そうだな」
「降りないんですか(・・?」
「………」
横目で ジィーっと箱を見る。
ハワードは、サユカを見たまま…。
時折 箱にも目をやっていたが、
刻一刻と時間だけが 過ぎていくだけだった。
―――暫くして、サユカが
「中身は ドレスじゃない」
「!…超能力ですか?(゜∀゜)」
「ち~が~う~!…当てずっぽうだ」
「(゚д゚)」
「何だよwwその顔www」
「…私も当てずっぽうで
“ドレス”と言ったもので…。
まさか、サユカ様も当てずっぽうとは;」
「……やっぱお前も当てずっぽうか」
ボンッと座席に
もたれ掛かった彼女は
以下にも「あほらし」っと言う
表情であったが ハワードの方は
から笑いしているだけであった…。
そしてサユカは煙草を
取り出し 火を着け吸いながら、
「…スタンからのドレス
なんて 有り得ないよ。ハワード」
「言い切れますかねぇ~…」
「言い切れるよ。
だって アイツなら直で
渡してくるか、郵送すんなら
何かしら… 連絡して来る筈だし」
「……はぁ(´・д・`;)」
「それに 近々パーティーが
ある訳でもないし、ドレスを
送って来る理由が まったくないね」
サユカは煙草を
吸いながら、手帳を
開き 今月の予定を見てみたが、
ウィリアム・フォード家や他の屋敷で
パーティーが 開かれる日などない事が
解ると 手帳を閉じ、カバンに入れた……。
スタンと婚約してから
あの めんどくさがり屋
だった彼女が、いつしか
手帳をマメに付ける様になっていた。
今月の予定など
日記など…。手帳をフル活用し、
仕事の内容なども記載する事までも。
手帳は もはや今や、必需品であった。
