「…サユカ…。
その、さっきは… 悪かった」
「……。え?」
「さっき… ダイニングで
つい、偉そうな事 言っちまって…。
俺は… お前の事、人にやってもらわなきゃ
幸せになれない女だって… 思ってないし
『幸せになりたきゃ俺のルールを壊すな』
だなんて……、ゆった俺が 悪かったんだ…」
スタンは チャッキーが
何錠も入れたウォッカを
一口飲み、そのグラスを持ち
大人しくベッドに座っていた
サユカに静かに歩み寄り、側に
設置してあったスタンドライトの
近くへ ウォッカのグラスを置いた…。
サユカは、チラリと
ウォッカのグラスを見たが
すぐ側に来たスタンへ向き合った。
「…あの…スタン。
俺もごめんね…。あんま
頭来たもんだから、ナイフ
なんて 投げ付けちゃって……」
「サユカ……」
「怪我…、しなくて良かった」
ソッと彼の頬を撫でるサユカ。
スタンはその彼女の手に触れた。
内心では 覚醒しているサユカは
こんな事…、馬鹿馬鹿しいとしか
思ってなかったが 自分を装わなければ
ならない事に、やらざる終えなかった…。
そしてスタンは
スタンドライトの
側に置いたウォッカを
グビリ グビリ…。飲み干して
しまうと サユカを優しくベッドへ、
横にさせ 自分も高級ローファを脱ぐと
上着も脱ぎ サユカの隣へ「ふぅ~」っと
溜め息を着いた後、横になった。
空になったグラスに
ニヤリとしたサユカだったが、
「スタン?…大丈夫?」
チラッと横に
なったスタンは
ネクタイもスルスルっと
取り サユカを見て、ニコリとした。
「ウォッカ位で 俺が
くたばる訳ねーだろ(*^^*)」
「なら いいんだけど…―。わっ!」
次の瞬間、スタンが
サユカに被さってきた…。
『イキナリなにすんだっ』と
思ったサユカだったが 仕方無く
スタンの行動に、身を任せる事にした。
彼は 丁寧に、彼女の
ドレスを脱がし ヒールの高い
サンダルも、そこらに投げられ
裸にされてしまった…。月明かりに
照らされるサユカの素肌は 美しい……。
「…やだ。……恥ずかしい…」
「綺麗だよ。サユカ…」
「あ……ッ!」
あっちこっち
優しく スタンは、彼女の
身体をボディータッチしたり
キスをして来たので、サユカは
感じた振りして演技していた…。
「や…っ。スタン…っ!あ… んっ」
思わず、目に涙を
溜めたサユカに 顔を
上げたスタンは、いつに
まして大人な切なそうな表情をして…、
