START OF CHUCKY






































大人しくスタンに
お姫様抱っこされた
サユカは 彼の部屋……
(通称・プライベートルーム)
に、連れてこられ ベッドに
下ろされた。そして彼は 黙ったまま、
部屋に設置されているカクテルバーに
立つと 喉が渇いたらしいのか、自分が
飲む“ラグジュアリーウォッカ”という
最高級のウォッカと言われてるヤツを
を作り、ベッドの近くにあるテーブルに
ウォッカの入ったグラスを起き 煙草を吸う。

「…なんか ゆー事ねぇのかよ?」

さっきから黙っている
サユカに スタンは眉間に
シワを寄せて、煙草を吸っていた。

「…話す事?」
もはや 覚醒中の
サユカには、普通の
自分を演じて彼と話すのが
面倒だったので、さっきから彼を
観察しながら 黙っていただけの事…。

スタンに、覚醒している
自分を見せるのは 自殺行為で
あり せっかくのカイルともまた、
引き離される事になる……。しかも
その昔カイルは スタン、アルス エリー
から「黒マント」として呼ばれていて
時には敵。時には見方…。そうやって
サユカを 含む、四人の前に姿を現している。

グッと堪えたサユカは
覚醒した自分を装いスタンに、

「ごめん…。なんか
今日、疲れちゃってて…。
でも 平気!大丈夫だよっ☆」

煙草を吸い終わり、
ウォッカを一口飲んだスタンは
窓辺へ立つ。カーテンを少し
開けると 月光が、薄暗くしてある
彼の部屋を明るく照らし出した……。
――っとその時だ。ウォッカの入った
グラスに 小さな子供の手が忍び呼びる。

「!」っとサユカが
見たのは チャッキーだった…。

スタンはまだ気付かず、
窓辺に、立って 腕を組んで
なにかを考えている様子だった。
チャッキーは サユカに「しぃー」っと
小さな声でいうと、オーバーオールに
隠し持っていた睡眠薬の蓋を開けると
スタンのウォッカに ドボドボと、薬を
入れ込んだ。軽く、10錠位は 入れたか…。

「…入れ過ぎだろ。ソレ」
っと、ツッコミを入れたい
サユカだったが スタンに気付かれ
ては、全てがオジャンになってしまう
ので チャッキーの行動に見ているしか無い。

そして スタンの
部屋から、去る前に
またもやサユカに 小さな声で
「じゃ 後はお楽しみ、ってトコだな」
と薄ら笑いをすると 部屋から出てゆく。