…そんな 以下にも
ドSな俺様、風な言い方
された サユカは「…」だった
が、頭の線が ブチッと切れるのを感じた。
ジィが、あたふたして
いるにも関わらず 更にスタンは……、
「いいかっ?!
お前を守るのはこの俺だ!
俺が食い終わるまでは、
その椅子から立つんじゃねぇっ」
「…話はそれだけ?」
“…カチャ…ッ”
「は…?なんだと」
テーブルから
顔を上げたサユカは
勢い良く スタンに向けて
さっきステーキを切って
いた、ナイフを投げ付けた!
「!?……ッ」
“ドスッ!”
ナイフは彼に
直撃する事も無く
壁に突き刺さった…。
無論 スタンに当てる
気など、サユカには無かった。
「…………」
「さっ… サユカ……?」
「人にやって
もらわなきゃ 幸せに
なれない女だって思わないでっ」
「!?……」
「………。
なめてんじゃねえよっ」
「お、おい…ッ」
“バンッ”
サユカは そう
スタンに言い放つと
ダイニングから、出て行った。
口に手を当てるスタン……。
「ぼっ…坊っちゃん?
如何致しましょう……?」
「………。ジィ」
「は…はい?」
「ちょっと席を外してくれ」
「……かしこまりました」
ジィがダイニングから
姿を消した時 スタンは
一人…、考えた後 スーツズボンから
スマホを取り出し、エリーへ電話をかけた。
“ルルルル…”
『はい?』
「ああ…エリー。俺だ」
『…どうかしたの?サユカは?』
“サユカ”のところで
スタンは テーブルから
離れると、ダイニングの
カーテンから 雨が土砂降り
な雷染みた、外を見て エリーに
「…その……、サユカを
怒らしちまったみてぇで…」
『…何?早速ケンカ?ww』
フフッと意地悪そう笑うエリー。
スタンは 溜め息をつき、
「…俺は 俺の家
なんだから、俺がルールだって
言ったらアイツ、怒っちまって…。
目の届く範囲で行動しろって………。
“幸せになりたきゃ 俺のルールを壊すな”
なんて、つい 偉そうな事、言っちまった…」
『…なるほどね。
…で、サユカはどうしたの?』
「キレて ナイフ投げられた。
んで“人にやってもらわなきゃ
幸せになれない女だって思うな”…。
そう言って、ダイニングから出てった」
『ナイフ…?
それは 大袈裟な事したものね。
スタン…、怪我は?してない?』
「ああ…。ダイジョブだ」
『……ねぇスタン』
「?」
『アナタは サユカを
心から、愛してるわよね…?』
「勿論だ」
『“サユカを”手に入れた
からって 舞い上がってるんじゃない?』
「!そ、そんな事…っ」
