「ああ。キレイだぜ。
サユカ…。俺の理想 そのもんだ…」
「くぅ~!」っと
チャッキーは以下にも
たまらんぜと言う感じで
サユカのバッグを漁り 手帳を
開き 内容を1つ、1つ 確認した。
そして… 最後のメモ用紙欄に
書かれた文章を見る。
『俺は 殺しは止めた。
愛する仲間…。
愛するスタン…。
これ以上のもの
などを失うものなら
俺は、滅んだ方が マシだ。
もう…、なにも失いたく無い。
だから“殺しの悪魔”は封印する。
誰も 血を流す事なく、平和で
穏やかな世界を……。俺は望む…。
血に染まる自分など もう必要無い……』
チャッキーは 暫く沈黙。
昔“殺しの悪魔”と
呼ばれ、誰もが恐れた
サユカは 今や普通の女性に
戻り、狂気を失っていた……。
自分の邪魔をし 仲間を傷付け様
ものなら、誰でも彼でも殺し
血で赤く 深紅に、その身を纏っていた。
「…殺しの悪魔…」
チャッキーは昔の
彼女を知っていたのだ。
殺しの悪魔としてのサユカの
名は 全米…、いや 全世界に
広がっていた訳で、殺し関係の
人間には 彼女の名を知らぬ者はいない。
ニヤリとした チャッキーは
オーバーオールから 包丁を取り出す…。
「…だがなぁサユカ」
“キーン…ッ”
包丁は 光る……。
「いくら…、
紙一重に書こうが
神に誓おーが 愛する者に
誓おーが、所詮お前は悪魔の子だ」
“カッ!ゴロゴロ…”
まるで チャッキーの
声と共に、外では雨が
土砂降り 雷が、鳴り出す……。
「俺が 以前、
殺しの悪魔と呼ばれた
お前を呼び醒ましてやるぜ。
あんな真っ白しろなドレスよか
お前にゃ血が…、深紅が お似合いだ。
サユカ。ヒーヒッヒッヒ…!」
「……。(゚д゚)」
ダイニングへ
来たサユカより
先に来ていた スタンは、
日本製の成宮寛貴をinspired
してデザインされたタキシード
ブランド『La' da mode』を着ていた。
(勿論 日本からのオーダー。価格は不明)
全身 黒で、
ワイシャツは白。
赤いネクタイに 黒の
ブレザーの左ポケットには、
赤いハンカチとブライダルタキシードだ。
「お待たせ♪スタン♡」
っと ニッコリしたサユカは
長いテーブルの彼の正面に
ジィに誘導されて、腹が減って
いたらしいのか彼女の化粧やら
衣装に驚くスタンを無視し 先に、
次々と出される料理に 食い付いていた…。
