START OF CHUCKY


「トイレ行ってくるわ!
先 車、戻ってて(*^∀^*)ノ」

「了解!(*^^*ゞ」

ありったけの
自分等の愛用煙草と
サユカが食べたい コンビニ限定
菓子を積めた袋と、車の鍵を彼から
受け取り 彼女はコンビニの外へ出た。

「マジで雨、降りそう…」

暗くなりかけていた
空を見上げ、車へ向かう。

「…………?」

スタンのベンツは
何故か 両ヘッドライトが
チカチカと点滅して「ピィピィピィ!」
っと、周りには響く音が鳴っていた……。

「…確か スタン、
鍵 閉めてった…よね?」

車の構造は
良く分からなかった
サユカだったが ベンツの
防犯装置が作動したのだと
思い、急いで 車に駆け寄る…。
丁度、スタンも トイレが終わり、
外へ出たが 余りにも、喧しく鳴る
自分のベンツへ向かい 唖然としたサユカに、

「…なんで 防犯装置が作動してんの?」

「わかんない…。
来てみたら 鳴ってた…」

そして運転席側の
ドアに手をかけたスタンは…、

“ガチャ…ッ”

「…開いてる」

二人は車に
乗り込み サユカから
受け取った車の鍵を
スタンが、鍵穴に 差し込んだ
ところで防犯装置は解除され、
ヘッドライトも 警告音も鳴り止んだ。

何故か防犯装置が
作動した意味が解らず
二人が戸惑っているのを
チャッキーは、後ろの席で
ニヤリっと笑っていたが
サユカもスタンも チャッキー所では
無かったので、彼には気が付かなかった。

取り合えず
落ち着いたスタンは
エンジンをかけ シートベルトをして、

「…早く 帰ろう。
今夜辺り雨が降って来そうだ」

スタンは 早く、
自宅に 帰りたいのか
もう車を動かす、準備を
しながら横に、座るサユカを
気にかけながら、そう言った。
それには、サユカは 前髪を
かき分けると、急いで ベルトを
絞め「…う、ん」っと言った……。

彼女も早く、雨が降る前に
ウィリアム・フォード家に着いて
楽々したかったが 今日あった色々な
事が、頭を霞め どうやら、楽々などと
呑気な事をやっている場合では無いだろう。
っと 思いながら、ハンドルを握る
スタンを見て 静かに溜め息をついていた…。

――そして車は、
ウィリアム・フォード家へ……。




























今夜起こる惨劇を
二人は知らず… 不安な
思いを抱え、車は走る……。







「チャッキー」っと言う名の
殺人人形を乗せ、憂鬱な曇り空の中…。



ただ、真っ直ぐに
ウィリアム・フォード家へ…。


























―――――車は 走る――……。