私は、勇雅くんにメールを打った。 『今日はごめんね。でも私が好きなのは勇雅くんだからね(>_<)』 何回も削除して、文を練り直した結果、この内容になった。 送信ボタンを押す指が震えて動かない。 でも、勇気を出さなきゃ。 この状況を変えられるのは ――…私しかいない。 画面に表示される送信完了の文字たち。 「………はぁぁ……」 突然押し寄せてきた疲労感。 メールを打って送るだけなのに、すごく体力を使ってしまった。 私は携帯を握ったまま、ベッドに倒れ込んだ。