「お前、死ねば?」
そう吐き捨てると、瑛未の手を引き、立ち去った。
「勇雅くん!?」
「勇雅、待ってよ!!」
瑛未は、一生懸命オレの歩く速さについてくる。
夏生も小走りになりながら追いかけてきた。
だけど、そんなの気にならないくらいイライラする。
オレの知らない
オレと出会う前の
瑛未を知ってるアイツに。
ちょっとだけ、瑛未が取られてしまいそうって考えた自分にもイライラしてる。
―……小せぇ人間だな、オレ。
何でこんなに余裕ないんだろ。
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