―… 『瑛未、ただいま。』 そう言って、私に微笑む男の子。 その人は 私が、記憶から消したはずの もう、思い出したくもない男の子。 「………嫌だっ!!」 ―……自分の声で目が覚めた。 「ゆ………夢…?」 私は、最悪の夢で目覚めた。 ………何か、嫌な一日になりそう。 ―…この予想が当たるなんて 今は、思ってもいなかった。