2番目のわたし。【完結】




それからして、引退してから
久しぶりに部活に行った時



「あきーおんぶーー!」

「はぁ?疲れてんだからやめろって!」

「えー!私も疲れてるのー!
じゃあ、じゃんけんして私が勝ったらおんぶしてー」

「また、そのくだらないゲームすんのかよーはいはい」

「じゃんけんしょ!‥勝ったー!
はい、おんぶ〜」

「またかよ!お前なんでじゃんけん強いの?!早く乗れよ〜じゃあ、あそこまでだからなー‥‥‥‥‥‥‥よぃっしょ!」

「わーーい!走ってーあきー!」

「走れるかよ!まったく!」

「あきーダンクしたい!!ゴールのしたに行ってーーーダーーンク!やったーーーー!」

「お前なーーあぶねぇーから言ってからやれよ!!!!」






あいつらなんか仲良くなってる

朝香は俺のじゃないの?
渡したくねぇーから彼女にしたのに
あれじゃあ意味ねぇーじゃん。




そしたら俺は倉庫に行って、
朝香を抱きしめた。


みっともないことを言って


朝香に甘えて、ごめんと呟いて


我慢できなかった。



朝香がモップを持って体育館に戻ると

俺は倉庫から出た‥




「山下先輩‥‥‥何やってるんすか」