2番目のわたし。【完結】



次の日、


「朝香ーはよー!


どーだった?」


小声で秋が聞いてきた。


「‥あっ、やっぱりダメだった。
当たり前だよね。」


嘘をついた。
あんなに心配してくれた秋に。


「そっかー大丈夫か?
泣かなかったか?」

「大丈夫だよーわかってたことだし
ありがとう秋。」


安心したような顔で私を見る秋

ごめんね嘘ついて。