空色の翼


「……ご、ごめん。」


なんとも言いようがない目で見られても困るんだけどな、と思いつつ、俺はとりあえずティアラに謝っておいた。


「……ん?そーいや、ティアラ。」


俺達をとてつもなく楽しげに見ていたネフィウスは、唐突に何かを思い出した様にティアラに声をかけた。


「……?」


「お前、これからクエスト出掛けるんじゃなかったっけ?」


「……あ。ネフィーがうるさくて忘れてた。」


さらりと返した台詞の中に、なんかひどい台詞が入ってた気がしなくもないがほっといたほうが良さそうだと俺は判断して口は挟まなかった。


ちなみにこの世界での“クエスト”というものは、まぁ要はあれだ、魔物の討伐だの人助けだのといった依頼のことだ。


基本的には人助けや、アイテム集めが多いものの、大きなギルドだったりすると、危険な討伐クエストの依頼も多くなる。


どのくらい危険かというと、基本的には魔物というのはタフなもんで、3~5人のパーティーを組んで挑戦するのが主流だ。


無論、ネフィウスのような化け物は1人でも行くらしいが。