「見たことない技を使う戦闘武族が住む西の大陸、燃え盛る灼熱王国、黄金に光る砂漠地帯… 異郷の地で出会う異民族や珍しい食べ物…!! とにかくこの世界は俺たちの知らねえ事で 溢れてれるんだ!!」 俺はつい熱くなって笑みを溢しながら 語っていた。 「ー!!っすごい、 私っ全部行きたいわっ!」 「おう、 連れていってやる! 全部一緒に見に行こう!」 「ええ、じゃあ約束ね」 俺たちは微笑みあいながら小指を結び、 “約束”をした。