…萌?
…なんであたしなんかの為に?
ごめんね…ごめんね…あたしのせいで…こんなことならもっと注意すればよかったよ…。
ごめんなさい…ごめんなさい。
私は涙が止まらなかった。
だって大切な大切な親友を失った。
萌の命とにきかえにあたしを助けてくれた…。
萌…萌…
本当は生きてるんでしょ?
「あ……ね」
「あか…ね」
「茜!!」
「茜!…辛いのはわかる。だけど少し落ち着け。」
「…だってだってあたしのせいで萌が…萌が…」
…ぎゅ
「少し落ち着け。ちょっと頭ん中整理しろよ。終わったことはもーどーにもできねぇんだから…ひとまず落ち着け」
…徹の優しい声
…徹の匂い
「…徹…」
あたしは徹の腰に手をまわしゆっくり抱きしめ返した。

